クイーンCの注目馬

 

だいぶ久しぶりの更新ですが,今回は今週土曜に東京で行われるクイーンCについて、面白そうな馬がいたのでそれについて書こうと思います。

 

クイーンC桜花賞に向けてのステップレースであり,春のクラシックに向けて重要な位置づけのレースです。昨年もここを勝ったクロノジェネシス桜花賞オークスと連続好走し,秋の秋華賞で悲願のGⅠ馬になりましたね。今年もクラシックで活躍する馬はいるのでしょうか。

 

Twitterでもあげていたように,ここはマジックキャッスルがこれまでのレースレベルや対戦相手を考えると少し抜けているのではないかなと思います。2走前の勝ち馬と前走の勝ち馬は阪神JFでワンツーフィニッシュを決めていますし,どちらも2着だったこの馬も力があることは間違いないと思います。

 

なので,今回は相手探しかなというところなのですが,とても面白そうな馬を発見しました。

 

それが「アカノニジュウイチ」です。

 

こういってはアレですが,あんまり強そうな名前ではないですよね(^-^;←失礼

 

ただ,この馬の新馬戦は非常に内容あるものだったと思います。理由は次の2点です。

①レースレベル

②トラックバイアス

 

①レースレベル

 この新馬戦では5~7着,9着馬が次走以降に勝ち上がっており,2~4着馬も安定して成績を残しています。8着馬はまだ2戦目を走っていません。ということで,天皇賞デーということもあり,メンバーが揃った中で直線で鮮やかに抜け出して快勝しています。時計自体は強調できるものではないですが,先週のエルフィンSを快勝したデアリングタクトの新馬戦のタイムを見ても,新馬戦のタイムはあんまりあてにならないのであまり気にしなくていいでしょう。

 

②トラックバイアス

 そして①よりも強調したいのがこちらです。この日はこの後に行われた天皇賞(秋)で1:56.2が出たように,かなりの高速馬場でその天皇賞では4角5番手以内にいた馬で決着していました。それ以外の芝のレースでも7,8Rで逃げ馬が連勝するなど,10R以外は4角5番手以内の馬で決着していました。10Rは前半3Fが後半3Fを2秒近く上回る前傾ラップで差し決着になりましたが,それ以外のレースを見る限り,明らかに前有利な馬場であったことは間違いないと思います。

 ここで,アカノニジュウイチが勝ったレースを振り返りましょう。この馬の新馬戦で掲示板に入った馬は勝ち馬以外4角5番手以内でした。一方で先ほど述べたように,掲示板に入れなかった馬たちが次走以降に軒並み好走していました。この馬たちはトラックバイアス的に好走が難しかったと考えられます。要するに,掲示板に入った馬は恵まれて入着し,次走以降に勝ち上がるような馬たちは後方から競馬をしたために掲示板に届かなかったという見方ができます。それぐらいトラックバイアスがかかっていたと考えられます。そんななかで4角11番手から上り3F32.9を使って鮮やかに突き抜けたのがこの馬なのです。

 

以上のことから,アカノニジュウイチはかなりの逸材であるということが考えられます。まあ,ペースが上がってどうかとか重賞のメンバーでどうかとか不安な点もあるわけですが,ここはその強さを発揮する方に期待したいですね。

 

ということで,このアカノニジュウイチをクイーンCの注目馬として挙げておきたいと思います。

 

長文駄文失礼いたしました。